Diary of 1105 design


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A Happy New Year!!

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あけましておめでとうございます。
あっという間のお正月。
いよいよ2011年もはじまりました。
今年はしっかりと前を向いて歩んで行きたいと思っています。
自分の出せる力をしっかりとカタチにしたいです。
どうぞ宜しくお願いします。

今年より、以前から平行して書いておりました
野の花ブログ「ヒメツルソバ」とこちらの日記を統合します。
日記はブログにて更新できればと思っておりますので
合わせて宜しくお願い致します。
Labo 1105 Diary→

今年はどんな年になるでしょうか。
わたしはどこへ行くのか。どんなことがしたいのか。
まだまだこれからのわたしですが
進むことを恐れず、支えてくださる皆さんに感謝して
今年もスタートします!

伊都子 28歳 今年は20代最後の年になります!

わたしの2010年

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今年もあとわずか。わたしにとって今年は大きな変化の年でした。
年始に見た占いに書いてあった「心の氷山を溶かす年」。
まさにそんな年になりました。

悔しさから言えた「辞めさせてください」の一言。
ずっとずっと辛かった。たくさんたくさん泣きました。
彼に、友人に家族にたくさん泣きついて話を聞いてもらいました。
でも負けたくなくて、デザイナーだって自信を持って言いたくて
ただ走って来た4年間でした。

作るのが怖くなって自信をどんどん失っていました。
でも辞めると決まって、その最終日。
わたしは本当にすばらしい卒業ができました。
上司が作ってくれた分厚いみんなからのメッセージブックは
ずっとずっと宝物です。
頑張って来てよかった。心からそう思えた卒業式でした。

何も決めずに飛び込んだ卒業。
そんな中たくさんの人に助けてもらいました。
楽しんで作らせてもらったチラシ。
わたしのデザインを喜んでくれる人がいる。
そう思えて本当に嬉しかった。

暑い夏の日歩いて向かった面接。
新しい職場となるその場所は、今わたしにたくさんの元気と
チャンスを与えてくれています。
その場所は今のわたしにとって大切な大切な場所です。

「もっとやりたいことは言っていった方がいいよ!」と
言ってくれたお花の先生と旦那さん。
大きな大きなチャンスをたくさん与えてくれました。
そしてお花の会で出会った本当にすてきな皆さん。
わたしの背中を押してくれるあったかい場所です。

今こうして元気に笑えること、
おいしいものを一緒に食べられるるたくさんの人たちがいること。
わたしの心の氷山を毎日見守り続けて、支えてくれた妹がいること。
ただそばにいてずっと笑いかけてくれる彼がいること。
本当に幸せだと感じています。
挑まなかったら見えなかったものや
出会えなかった人たち。
2010年をこうして終えられることに感謝します。

2011年はもっともっといろんな物を見て
いろんなことを感じて
それをカタチにできたらいいなと思っています。

わたしを支えてくれているすべての人たちに感謝の気持ちをこめて。
これから出会う誰かの笑顔を少しでも増やせるように。
前を見て。わたしも笑って。

ありがとうでいっぱいです。
来年もどうぞ宜しくお願いします!

伊都子 28歳 猛進

イタリアの都の子

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8月の末、わたしはイタリアへ9日間の旅にでかけました。
イタリアはわたしの名前の由来の場所です。
28年間一度も行ったことのなかった
わたしの由来の地。
そこへ、高校の友人達ががひょんなことから導いてくれたのです。

父はわたしが生まれたとき
仕事でイタリアの水の都、ベネチアにいました。
約1ヶ月間もいなかったそうで、
初産だというのに
ひとり東京に残された母のたくましい話は
今まで何度となく聞かされた話です。

父がわたしが生まれたことを電話で聞いた瞬間の写真が
今でも残っています。
そこにいるのはまだ30歳のわたしの父。
サンマルコ広場のすぐ近くのホテルで。

そのことが由来となって
わたしの名前は「伊都子」に決まりました。
生まれたわけではないけれど
父がイタリアの都でわたしの誕生を聞いたから。

そのイタリアへようやく足を踏み入れました。
海外旅行経験の少ないわたしとって
行くまでは緊張の連続でした。
ありきたりなことばだけれど
行ってからは本当にあっという間の9日間でした。

見るもの、聞くもの、感じるもの。そして言葉。
そのすべてが新鮮でした。
特にベネチアは駅をおりた瞬間から
その景色に驚き、まさに”水の都”に感激でした。
「あなたの都ですよ」
先輩がそう言ってくれました。
決して故郷ではないけれど、
ようやく出会えたもう一つのわたしの場所は
わたしに大きなちからを与えてくれたように思います。

最近のわたしは、そうやって
今までできなかったことを
少しずつ、少しずつ実現できています。
それは本当にありがたいことです。
巡り合わせに感謝したいと思います。

がむしゃらに泣きながら作り続けた日々。
その日々をこえて、そして抱えて
次のステップへ。
だからこそできることを。今。
わたしと、わたしを支えてくれるすべてのひとへ。

伊都子 28歳 挑戦

あたらしい

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8月を迎え、またあたらしい毎日がはじまりました。
今までとは全く違う、ほんとうにあたらしい世界。
あたらしいことを覚えると、なんだか1日が長くて
一生懸命向かうとなんだか疲れが心地いい。
足は痛むし、ぱんぱんだけれど
わたしにとって、今このあたらしい世界は
とても大切です。
ひとりの人が時には30分以上かけて
誰かのことを思って、贈り物を探しています。
布を選んで、糸を選んで、メッセージを選んで、
入れものを選んで、笑って帰ってゆきます。
「お願いします」と言って。
わたしは、その選んでいる後ろ姿を
見るのが楽しみです。
真剣な人の背中は、とてもすてきです。
誰かのことを思っているその瞬間の空気が
とても好きです。
わたしは大切な人に贈り物をして
その人が笑顔になることがわたしの幸せだから
デザインを選びました。
ここにいると、
「そうか、わたしは近くにいる大事な人たちのために
デザインがしたかったんだな」と
思うことができました。
”誰か”をもっと見たかったのだと思います。
もともとたったひとりの人の言葉によって
わたしはデザイナーを目指しました。
その仲間たちがとても大切だったからです。
みんなのためにわたしは作りたかったのです。
あれから10年近くたって
今もその気持ちは変わりません。
だから、まずは近くにいる大事な人たちのために、
そして贈り物を選んでいるお客さんのために
わたしは作っていきたいなと思います。
そんなことに気づいた
今日このごろなのです。

伊都子 28歳 たいせつなこと

からっぽ

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会社を卒業してから、わたしの新しい生活が始まった。
朝起きても会社には行かない。そんな日々はまるで夏休みみたいに思えた。
いままでもし夏休みがあったらきっと予定をあれこれ立てて飛び回っていたに違いない。
でも今回は違う。ただ、日々を生きている。
以前よりずっと、時間を感じる。朝起きて洗濯をする。
お昼がきてごはんを食べて夕方には子ども達の「ただいま!」が聞こえる。
妹のことを考えながら夕ごはんをつくる。
帰って来た妹とあれこれしゃべりながらアイスを食べる。
そんな毎日は、今までのわたしには考えられないほどおだやかでありがたく感じる。
ただ、時間がありがたい。
そんなありがたい時間を手に入れたのだから、もちろん生きて行かなければならないので
どんどん「生きて」行こうと思う。
やりたいと思ったことは全部やる。自分を試すことはしっかりやる。受け止める。
逃げない。まっすぐ、自分のことをもっとより深く知る。
わたしにはいったい何ができるというのだろう。
怖くてたまらない日もある。辞めたことに後悔は少しもないけれど
お金の心配なら山ほどある。
でも、わたしは行くことを決めた。できるところまではただひたすら。
わたしは作る。誰かが喜んでくれるなら。
今までとは全然違う分野かもしれない。
それでも、自分でいくしかない。
判断するのは自分だ。
こんなこと28歳でやることなのか分かんないけど
それでも。
わたしは自分をあきらめたくない。だから行く。

伊都子 28歳 決意